木曜日の女神さま♡/幸せに生きる♪

50代アラフィフ幸せ妻の美砂が、心豊かに楽しく生きるためのメッセージを綴ります♪

人生の転機となる師匠との出会い方(パート2というか、師匠の哲学的レッスン編)


「木曜日の女神さま」へようこそ♡

このブログはアラフィフ幸せ妻の美砂が、いつからでも人生を楽しく
心豊かに生きてゆく道しるべみたいなものになれたらいいなあーーー
と願いを込めつつ書いております♬

 

 

misasaron.hatenablog.com


 

 この記事は前回の続きです🎵

 

 1  周りの人から頼まれてピアノ、エレクトーンを教え始める・・・

 2  実家の近くに家を新築すると、音大を出ているわけでもないのに

生徒が増え、本格的にピアノ教室を運営するようになったが、、、

3  生徒が増えれば増えるほど、ピアノの腕をもっとあげなければ、
という強迫観念にとりつかれて、自分のピアノの先生を転々とかえてゆく

 4 そしてO先生との、運命の出会い・・・

 

 

前回の記事を読むのが面倒くさい人(笑)は、

まあ、上記の流れで

4まできましたーーーということで、

 

 

私にとっての永遠であり唯一無二の先生、

それがO先生です。

 

 

でも、会うまでは、そんな期待とかなかったんですよね、、、

前回の記事で書きましたが、

O先生の前の先生が現役のピアニストで、トップクラスの音大出でありながら

人間的にかなり問題のある方だっため、早々に離脱し、

ちょっと気が抜けたような、、、

 

 

といっても、先生にはつかないとね、ってことで

懲りずにホームページで選びましたが、

なんでそこを選んだかというと、大阪だし(神戸よりは近い)

音大と音高で教えてるみたいだし、

何より駅から近い、、、笑(いや、でも、それってかなり重要です)

 

 

O先生のHP、前の神戸の人格破綻先生(汗)より、ずっと質素で

本人の演奏もなければ、あまり他の情報も、のってなかったんですけど、

直感というか、まあ、ここにしとくか、みたいな感じで

メールで問い合わせて、すぐ、大阪に行くことが決まりました。

 

 

先生はご自宅ではなく、駅近くにマンションの一部屋を購入されて

そこで教えてられたのですが、最初そのマンションが

ちょっと古そうで、少々汚らしく(ごめんなさい、でも事実ですもん💦)

 

 

「えーーー、前の先生のおうちとだいぶ雰囲気違うなああ」って

思いながらおそるおそる、二階まで階段をのぼってゆき、

表札のあるところで、緊張しつつ(でも、こういう瞬間がたまらなく好き)

ピンポーンしたら、もう初老といってもいいようなO先生(男性です)が

眼鏡姿の優しそうな笑顔で迎え入れてくれました。。。

 

 

部屋はきちんと整えられていて、防音にはなっていたようですが、

台所つきのワンルームでとっても狭くて

短い廊下の向こうにソファとテーブルセット、そのむこうに

カワイのグランドピアノが一台ギリギリのスペースで置いてありました。

 

 

それから、「遠いところから、よくきてくれましたねえ」みたいな話になって

確か、「なんでこんなとこまで来たん?」みたいに不思議がられた覚えが。。。

まず美味しい緑茶をいれてくださって、ソファでなんだかんだ

お話してから、では、ピアノを弾いてもらいましょう

弾きました、弾き終わったもう、そのあとの一声から、今までの先生とは

まったく違ったレッスンが始まったので、最初は戸惑って

え??? 曲についてなんか、注意とかするんじゃないの?

 

 

とは思いましたが、、、、

先生はおもむろにそのあたりに置いてあった新しい大学ノートを取り出すと

いろんなことを鉛筆でいっぱい、

それもものすごいスピードで殴り書きみたいに書きはじめました。

 

 

  

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出会って当日の、最初のページですね。。。

先生はいつも日付もきっちり入れてくれていて、

2008年4月13日が

記念すべき、O先生との、初レッスンだったわけです!

 

 

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こんな風にですね、毎回毎回、思いついたことを

先生自ら記録してくれたので、4年習っていたあいだに

ノートは4冊たまりました。

 

 

 

 

中身をみたらわかると思いますが、

ピアノ、音楽のことがメインではありますが

 

ほぼ、人生哲学、ですね。

というか、

生きてゆくうえで、すべてに応用できる法則、理、

そのような人生における大切な真理のようなものを、

大阪弁で、毎回、めちゃくちゃおもしろく、教えてくれたんです。

 

 

驚くことに、レッスン料がですね、ワンレッスン5000円

という破格の値段でした。  私なんか遠方で、月1回しかこれないということで、

4時間近く個人レッスンしてもらって

それで、5000円ですよ‼

 

時給にしたら、、、1000円くらいって、

先生の経歴と実力とあの内容で、ありえないですね。

(ちなみに私のワンレッスンは1時間で5000円です、まあ一般的なんですが💦)

 先生は音大と音高で教えているうえ、
コンクールの審査員とかまでしている人だったから、
お金をとろうと思えばいくらでも、とれたみたいなんです。
でも、そうはしなかった。それは哲学をもっていたから。
先生は大事なのは、真心であって、

みてくれ、とか、お金じゃないってわかってたんですよ。

 

 

 

レッスンで、一番多かったのは、ピアニストとしての先生のピアノを聴いている

時間でしたが、(ほんとうにすごかったです、先生のピアノ)

あとは、お話きいたり、私の相談事したりしていたのですよ。

 

 

っていうか先生、私が詩集を出してたりしたことや、私の感性を

すごく気に入ってくれて、というか、

ぶっちゃけ最初から気があったんですよね。

私がレッスンに来るのを心待ちにしてくれるようになったんです。

 

最初のレッスンから心が通じあう感覚があったので、

レッスンの時間が、二人にとっての宝物みたいな時間となってゆきました。

 

ここに来たのが「HPでなんとなく選んだ」(失礼な)っていう話をしたとき

「天から呼ばれたんですねえ・・・」ってしみじみと言ってましたね。

 

 

 

先生は、ピアノ、芸術についてはもちろん、政治、経済、芸能など、

いろいろな方面に驚くほど博識でしたし、それだけでなく

大阪弁の話術がすばらしく面白すぎて、

(かなり綾戸智恵さん風)

話なんかいくらきいても飽きたりしないんです。

 

 

私のピアノももちろんきいては、もらっていたのですが、

そんなレッスンというよりは、説法みたいなものを重ねていくうちに、

もうだんだん ピアノより先に人生だろ 

みたいに、なってきて

音大を出てないのに教えていいのか、とか、そんなことで

悩んでいた自分にやっと光がさしてきたんですよ。

 

 

それで、何回目かのレッスンで

「私なんかが教えていいのか迷う」

と正直にいったら、

「教えていいに決まってるじゃないですか!!」

  

って当然だといわんばかりに言ってくれて、

 

 

先生はコンクールの審査員とかもしていたから

私みたいに講師になった人もいっぱい習いにきていて、

 

 

先生の主催する発表会に参加したことがあるんですが、

音大や音高で教えているという関係で、

朝から晩までまるで出入り自由なコンサートみたいになってて

将来ピアニストを目指しているような腕前の人たちが

どんどんどんどん、でてくるんですよ、

朝の方だとお客さんも少ないからって、一人でリサイタルみたいに

一時間くらい弾いている生徒さんもいるくらいで。。。

 

もう圧倒されますよ、あれは。

 

 

そんなすごい先生が、、、、

どんどん教えたらいい、それも、私の好きなようにやったらいい、

まず「講師」なんていう肩書は捨てちゃって、やりたいように、自由にやったらいい、 音楽を伝えようという情熱さえあれば、素晴らしいレッスントレーナーになれる

 

っていってくれて・・・

 

 

その日のレッスンの帰り道、晴れ晴れとした気持ちにあふれて、

駅までの道をスキップしながら帰ったのを

今でも鮮明に覚えていますよ(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

 

まあ、肩書は捨てられなかったけれど(笑)

 

それからの自分のレッスンは

(普通のピアノ教室からすれば)

かなり独創的になりました。

 

もともと自分がレッスンでやりたかった、実験的なことを

 

躊躇しつつも、勇気をもって、やりはじめることができたのです。

 

 

 

先生の書いてくれたノートで

一番多いメッセージは

 

「人間には今しかない、未来は今の積み重ね(理)

これですね。

 

「私の一番幸せな瞬間、それは「今」

「今がどれだけ崇高で、大切な瞬間かわかりますか」

「今しかないと承知していますか」

 

「多くのアイデアと今をどうすればいいのか

witをつかって、大切な今、この瞬間を積み重ねる」

 

「伝える人の周囲はいつも風通しよく、扉を大きくあけておくこと」

 

 「人間には必ず転機が訪れる、

その時日頃から理の道を歩み、準備を怠らないでいる人は、

その転機が、より素晴らしい瞬間を生み出す」

 

摂理と同化すること」

 

「すぐできる人が優秀だと思っている人は芸術のゲの字も

わかっていない」

 

「常に目の前の人の幸せを願うこと」

 

 「自分がいったいどんな状態にあるのか、自分をみつめること」

 

「ある一つのことに執着したり、こだわったりしないで、広く

いろいろ試してみること」

 

「する人のみわかる」「わかることがすべて」

 

 

もちろん、ピアノのこと、演奏についてが一番多いんですよ、

ただ、私の人生には、知識としての哲学ではなく、

日々の生活で哲学を実践することが必要であることに

先生のおかげで、気づかされたんですよ。

 

 

 

 

 さて、長くなりましたので、次のパート3の記事で

私がその後どうなっていったのか、それから、

人生の転機となる先生のような人との出会い方というか、

ご縁についてを書いてみたいと思いますね。

 

 ☆こちらが続編です↓

misasaron.hatenablog.com

 

 

よろしかったら、ぜひ、ご覧くださいませ♪

 

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